2017年3月20日月曜日

PCT Powerhouse Fire Closure(Mile478-Mile511)解消について

パシフィック・クレスト・トレイル(PCT)のぷちニュース。

山火事のダメージのため2013年から閉鎖されていた区間が、2017年には歩けるようになりました。

http://www.pcta.org/discover-the-trail/trail-condition/powerhouse-fire-closure/



 この区間は「Concrete Cistern」とか「Guzzler」とか、奇妙な名前の水を蓄える設備があり、ハイカーはそこから水を汲むのですが、振り返ってみると実に思い出深い。閉鎖以前の日本人PCTハイカーには、シスターンやガズラーなんて単語は胸がキュッとなるくらい懐かしく響くんじゃないでしょうか。えっ?ここ数年のハイカーはあの区間を歩いてないの?もったいない!と感じますかね。

個人的には、松林の中で少しトレイルを外れると、急に地面(緩やかな斜面)がコンクリートで覆われた部分が現れてその隅っこに水が溜まっていたのが・・・・・・当時はなんじゃこりゃあと思ったものですが、水場が限られた区間ならではの面白スポットだったなーと思います。

PCT上で、国境から500マイルのサイン(2012年撮影)。




 この区間にはPCTの「500マイル・マーカー」もあります。現在はぴったり500マイルではないといわれますが、メキシコ国境から歩いてきたハイカーたちに、来し方を振り返り行く先を思わせるいい目安となっています。2017年ハイカーのみなさん、お楽しみに!